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セキュリティー印刷

近年、IT(情報技術)の発展により、私達に無限の可能性を与えると同時に、その技術を逆手にとった悪質な事件が、ビジネスシーンや社会生活の中に発生しております。

弊社は、当時、政府より発行された地域振興券の時から偽造防止のノウハウを蓄積して参りました。その中でも、かくし文字・浮き出し文字・透かし・マイクロ文字・スクラッチ等、幾度となくテストを繰り返し、官公庁、金融機関用証明用紙、民間企業用の領収書、注文書、チケット、商品券等、改ざん・偽造防止加工技術を施した印刷用紙に力を注いで参りました。

これらの技術を施した印刷物を活用して頂くことで、お客様が発行する印刷物の信頼性の確保と、改ざん・偽造防止への貢献が出来るものと確信しております。

使用用途

コピーまたは偽造による複製を抑止するには、コピーすると文字が浮き出る加工や、特殊インキなどの方法があります。これらを組み合わせることで、偽造防止効果が高まります。ここでは、幾つかその方法をご紹介いたします。

隠し文字

証明書用紙などでよく使われる物で、コピーすると「複製 COPY」という文字が浮かび上がります。これは、人間の目で見えづらい隠し文字印刷技術と、コピー機の特性を利用した印刷となります。 浮かび上がる文字は、「複写」「COPY」の他に、社名、ロゴマークなども表示することが可能です。

特色インキを使った複製防止

金・銀・白・蛍光色といった、通常のコピー機やプリンターでは、インク独特のメタリック感や光沢感を再現することが難しい為、偽造防止に効果があります。

ニス加工による複製防止

印刷面にニスで模様や文字を入れたりすると、見る角度や光の反射具合により、ニスで印刷した部分が反射して見えます。こちらも複製防止に効果が期待できます。

箔押し加工

本の表紙やパッケージなどに使われる箔押し加工では、発色が変化するホログラムなどにより、通常の印刷では表現できない光沢感や高級感を演出する事ができます。もちろん複製防止にも効果があります。

ナンバーリング

可変番号を印刷物に通しで振ることで、一枚ずつの真贋判定が可能になります。
チケット、領収書、帳票類でよく使われることが多いです。

マイクロ文字印刷

肉眼では確認できない極小文字を、印刷絵柄の中に入れ込む印刷手法です。非常に小さな文字のため、コピー機で出力すると文字が潰れて再現できません。拡大コピーをしても、くっきりと文字を表示するのが難しいほど高度な技術で作られています。この加工を活用したもっとも身近なツールが日本の紙幣です。

透かし印刷

透かし模様を印刷する印刷手法です。常温で固化しない液状の樹脂を紙に浸透させ、光の透過率を変えることによって紙を透かせて見せることができます。
透かし印刷をするには様々な条件もありますが、カラーコピーやスキャニングに対しても有効な複製防止となります。

主な活用事例